夫が業務の引継ぎを終え、年休に入りました。
息子たちに「会社を辞める。」と伝える瞬間が、夫の退職にかかわる全ての時間の中で、一番緊張する瞬間でした。
私の心配をよそに、冷静な息子たち。

お金については心配しなかったよ。
お父さんのことだから、ちゃんと準備してあったんでしょう⁉
父への信頼、かなり厚いと知りました。


過去にもあった『仕事を辞めたい』とき。
そう言えば、夫が以前にも「仕事を辞めたい。」と言ったことがあるのを思い出しました。
それは長男が生まれてすぐの頃、パワハラ上司に堪忍袋の緒が切れたのが原因でした。



あなたが、私たちを路頭に迷わせるとは思えないから、辞めればいいんじゃないの⁉
そう伝えたことを覚えています。
だけど、その時は仕事を辞めなかったんですよね。
あの時なぜ辞めなかったのか、その理由を知りたくて、この機会に聞いてみたのですが…



そんなこと言ったっけ?
夫は、私に「仕事を辞めたい。」と言ったことを忘れていました(笑



反対に、私が忘れていたこともあったんですよ。
結婚当初、夫から「仕事を辞めたい。」と言われていたんだそうです。
昔の記憶を引っ張りだせば、なんとなくそんなことがあったと思い出せました。でも、どんな話をしたのか、会話の内容が思い出せません。
よくよく聞いてみると、どうも『辞めたい理由』を聞いていなかったみたいです。



そりゃ記憶に残らない訳です(笑
家事分担でもめる⁉
家事分担でもめるご夫婦…
多いですよね。



我が家も、もめましたよ~(笑
夫が仕事に行っていた時には毎日、最終電車で帰ってくるような生活でしたので、家事を頼んだりはできませんでした。
それでも最近は、週末にお風呂掃除をしてくれて、土曜日には夕食後の食器を洗ってくれていました。


…とは言え、家事は終わりのない作業。



夫が家にいるなら、頼りたい。
私も慣れないパートの仕事に悪戦苦闘しているので、そんな気持ちがあったことは否定しません。
出かけるまでに間に合わなかった家事を、夫に頼んで出かけることが増えていきました。


夫が年休に入ってしばらく経った頃、めっちゃ怖い顔で「話がある。」と言われたんですよ。



家事を、全部やらせようとしていない?



全部やらせようなんて思ってないよ。
時間が足りないから、手伝ってほしいと思っただけだよ。
どうも、急な私の変化に夫が戸惑ったようです。
こうして、話し合いの結果。
朝の散歩に行くついでに、ゴミ出しと買い物。
週2回のお風呂掃除と、私が仕事の日の夕食後の食器洗いをお願いすることになりました。
『夫婦のトリセツ』で、わかったこと。
世のご夫婦は定年後、どうしているのかなぁ~と気になったときに思い出したのは、以前読んだ『トリセツ』シリーズでした。
黒川伊保子さんの『夫のトリセツ』が、すごく面白かったんですよね。



図書館で『夫婦のトリセツ』と『定年夫婦のトリセツ』を借りました。
そこには、私が疑問に思っていたことの答えが書かれていました。
男性から見ると(中略)だから、妻が黙ってやっている「名もなき家事」のほとんどを見逃しているのである。
「夫婦のトリセツ」 より



なるほど!
家事の全体が見えていないから、「全部やらされる」と思ったんだ。
では、どう家事分担すれば良いのかというと…
家事はリーダー制にするのがおススメだ。
「夫婦のトリセツ」 より
『洗濯リーダー』や『ごみ捨てリーダー』のように、得意なことを任せてしまう方法だそうです。



ごみ捨てリーダーって、良いんじゃない⁉
ごみ捨てリーダーなら、自治体の分別マニュアルがあって分かりやすいし、ごみを捨てた後もゴミ箱に合う大きさのゴミ袋をセットすれば良いだけなので、初めての『リーダー』業務も遂行しやすいですよね。
『家事分担アプリ』を使ってみるのもいいかも⁉
家事分担と一言で言っても、家事のすべてを可視化する自信はありません。



書き出すと言っても…ねぇ~(汗
何かいい方法がないかと思っていたら、『家事分担アプリ』があると知りました。
いくつもの種類の『家事分担アプリ』があり、無料で使えるものもあるそうです。
今回は話し合って家事分担を決めましたが、今後夫の分担が増える時には、家事分担アプリの導入も検討してみようと思っています。



家事だと思っていなかった『家事』が、アプリの中にはあるかもしれないですね。