夫が会社を辞めました。
夫から「仕事を辞めてもいい?」と聞かれたときから今までの出来事を、我が家の備忘録として書いていきたいと思います。
退職に伴う事務手続きは、すべて夫がしました。
この事務手続きも、いずれ、夫に聞きながら書いていきたいと思っています。

書き始めると長くなるかな?



意外とあっさり、終わりそうな気もする。
正直に言うといまだに、「夫が仕事を辞めた。」という実感はありません。



そんな夫婦のやりとりに、もしよろしければ、お付き合いくださいね。
気になっていた『ため息』。
夫は、結婚前から「仕事の話を家に持ち込まない」と決めていたそうなので、仕事のグチを聞かされたことはありませんでした。



家でちょっとだけグチっちゃえば、ガス抜きができて良いと思うんですが…
本人のポリシーは尊重しますけどねぇ~(笑
だけど、
そんな、ある日…
「なんだか最近、ため息が増えてるなぁ~。」と思ったんです。
何も言わないから気付かなかったけど、よく見るとすごくツラそうに見えます。



そんなにツラいなら、仕事辞めちゃえば!?
と、言いたいところですが…
生活費を夫の収入だけに頼っている以上、その一言はとても言えないんですよね。
ただ、以前…
会社の定年が『65歳まで延びる』と決まった時、夫に言われた事がありました。



定年が65歳になっても、次男が大学を卒業したら仕事を辞めるから。
…と。
夫は以前から、自分で退職時期を決めていました。
だから次男が大学を卒業するまでのあと2年間は「仕事を辞めることはないだろう。」という思いも、実はありました。



大学の授業料はかなりの額ですし、老後資金の貯えも必要ですものね。
我が家の家計管理。
話は、結婚当初に戻ります。



結婚当初、お金の管理は私がしていたんです。
生活費を節約して、「子どもの教育費を貯めていこう。」と、意気込んでいました。
ただ、
妊娠・出産・育児とすすむにつれて、私の体力が追いつかなくなっていきます。
次男が生まれて、いつの間にか…



トータルで、『マイナス』にさえしなければいいか。
そんな思いで家計を管理するようになっていました。
振り込まれた給与はボーナスと一緒に生活費となり、節約も教育費も貯蓄も、私の頭の中から消えていきました。



お金、大丈夫?
その内、心配した夫が家計管理をしてくれるようになっていき…
今では完全に家計は私の手から離れています。



去年からは、『生活費』として渡されたお金でやりくりするようになりました。
しっかり家計管理ができて、貯蓄もできていれば、夫がツラい時に「仕事、辞めなよ。」と言える妻になれたのでしょうが…
残念ながらそんな妻ではありませんでした。
やってきた『告白』。
『ため息』が気になってはいるものの、解決策もないまま過ごしていた、ある日の夕食後。
それは「ちょっと話がある。」という形で、やってきました。



仕事、辞めてもいい?
うすうす気付いていたので、あわてることはありませんでした。
辞めたい理由は、会社の方針への不信感だと聞かされます。



精神的にツラい。
精神的なツラさは、本人にしかわからない部分です。
しかも一度壊してしまうと、見えないぶん、治りにくいとも聞きます。
そんなに無理をして、仕事を続けてもらいたくは、ありませんでした。



心身共に元気なら、『どこかでまた働くこともできる。』とも思いましたよ。
ただ、やっぱり避けて通れない話もあります。



次男の授業料は大丈夫?



仕事を辞めても、授業料を払うことはできる。



当面の生活費もある。



仕事もすぐには辞めないし、次の仕事も探す。
そこまで準備されての退職なら、今後の生活も大丈夫でしょう。
…と言うことで、夫が仕事を辞めることになりました。



私だって働けば、多少の生活費を入れることもできますしね。
夫が今までのような働き方をしなくてよくなれば、家事分担も頼めるわけで、老後に向けた家事分担の良いスタートにもなると考えましたよ。



仕事を辞める時期や次の仕事の探し方について、もっと詳しく聞きたいけど、今はツラそうだから落ち着いてから聞こう。
こうして、夫が退職に向けて動き始めました。
そしてこの後しばらくして、「すぐに辞めない」の『すぐ』が、私と夫で違っていたと分かってくるんですが…



私たちの話し合いは、このやりとりでひとまず終わりましたので、今日はこの辺りで終わりますね。