最近は、反抗期のない子も少なくないそうです。
息子の反抗期も、それほど激しいものではありませんでした。
「く〇☆☆あ!」とは、呼ばれませんでしたよ。
それでも、思春期の息子への接し方については、もっと《穏やかに接しておけば良かった》と反省しています。
長男が思春期の時には、長男とバトルを繰り広げていました。
長男に今、「私が苦手なんだろうなぁ~」と思われる態度が見えるとき、思春期のバトルが悔やまれることがあります。
反抗期の入り口
思い起こせば、あれが反抗期の始まりだったのでは…と思うことがありました。
思春期はまだまだ先だと思っていた、息子が小学4年生の頃、息子に言われたのは…
「お母さんなんか大嫌い!」
その頃の私は絶えずイライラしていました。
「嫌いで結構!好きになってもらおうと思って子育てしてないわ!」
まさに、売り言葉に買い言葉ですね。
私の言葉は、さらに続きます。
「長男君が、キチンと働く大人になるように子育てしてるだけよ!」
俗に言う、3倍返しです。
こんなに怖い親に反抗できる子も、ナカナカいないでしょう…(汗
宿題が出せない! コレも反抗期?
小学5年生になると、宿題を出さなくなりました。
もともと先生から注意されることが多い子でしたが、そこに宿題も加わって、さらに怒られることが増えてしまいました。
どんなに怒られても、誰に注意されても、提出物が出せない状態が高校卒業まで続きました。
「どうして出さないのか、どうやったら出せるのか」本当に悩みましたが、結局高校卒業まで解決できませんでした。
これも今となっては、反抗期だったのかなぁ~と思っています。
本人もどうして出さないのか、分からなかったのかもしれないですね。
中学生の頃
中学生の頃には「どうにか宿題を出させよう」と、ガンガン怒っていました。
それはもうヒステリックに怒っていましたよ。
怒りまくって、怒鳴りまくって、発熱したこともありました(汗
結果、息子は注意されるとトイレに閉じこもるようになりました。
他にも、
にらんだり、舌打ちしたり…。
反抗的な態度は取っていましたが、彼は怒鳴ったりはしませんでした。
引っ越しをして自室ができてからは、自室にこもるようになりました。
息子の高校受験を見て、親の私が気付いたこと。
そんな息子も中学3年になると高校受験を迎えます。
宿題をしない子は内申書も成績もパッとしません。
それでも、どうにか志望校が決まり願書を提出しました。
「オレ、受かる高校ないかも…」
願書を出したら不安になってきたのでしょう、受験直前の1月から急に勉強を始めました。
どんなに言って聞かせても勉強しなかった長男が、自ら勉強する姿を見て、
「やらなきゃいけない時にはちゃんとやるんだ!」
「自分で気付かないとダメなんだ。」と、私自身が気付きました。
公立高校の受験まではがんばって勉強してほしかったのですが、私立高校に合格するとまた勉強しなくなりました(笑
もう言わない
無事高校に入学した息子は、また提出物を出さなくなりました。
でも私からはできるだけ注意しないようにしました。
「言って分かるのなら今頃は、目の色を変えて勉強しているハズだもの。」
怒るのも大変ですが、怒らないようにするのもかなり大変でした。
今までの習慣でつい口うるさく言ってしまいます。
ですが、
「本人が気付かないと、まわりの声は届かない。」ということを体験したので、少しずつ言わずにこらえられるようにがんばりました。
次男の反抗期
ちょうどその頃、次男の反抗期が始まりました。
長男の反抗期よりも穏やかな反抗期でしたが、多少反抗的な態度が出るようになっていました。
それを見た長男が…
「オレ、人に対してあんな態度取れないな~。」って(笑
「君もあんなだったよ(笑」
「誰が?」
「君が…」
「誰に?」
「私に…」
そんな問答を繰り返し最終的には、
「え~! ごめん!」と言われました(^^)
ほんの1~2年前のことなのに、自分の反抗期のことは忘れているようでした。
おもしろいですね。
長男への反省を基に
長男には厳しく接してしまいましたが、次男には口うるさく言わないようにしました。
長男は私に苦手意識があるようですが、
次男は私に苦手意識はないようです。
子どもって、思春期の自分の態度は忘れても親に言われたことは忘れないんでしょうね。
長男と次男。
立場の違いの差かもしれないですが、思春期の時の私の接し方の差が今の私への接し方の差かもしれないと思えてなりません。
反抗期の差
ちなみに反抗期の激しさの差は、脳のせいだそうですよ。
反抗期の激しい子は、刺激を求める脳ゆえの激しい反抗だと聞きました。
親の育て方で反抗期の出方が変わる訳ではないという話は、子どもと接する時のなぐさめになりました。
ただし、反抗期にこじれた親子関係は、その後の親子関係に陰を落としてしまうようです。
今後の親子関係を壊さないように、親は言葉や態度に気を付けるようにしたいですね。
傷つけない、嫌な気持ちにさせない、そんな言葉を選んで使った方が良いそうですよ。
反抗期のお子さんに接するときにはぜひ、私の失敗談を思い出してみてくださいね。