子どもはよく転んでケガをしてしまいますが、大人もケガをしてしまうことがあります。
大人のケガは、体が大きい分、子どもの傷よりも大きいことがあるんですよね。
絆創膏で対応できない大きさのすり傷ができてしまったときの応急処置を知っておくと、ちょっと安心できるかもしれませんね。
今回は、夫がひざから足首までをすりむいてきた時のお話しをしたいと思います。
夫へのこの処置は、皮膚科へ行くまでの応急処置になります。
必ず、皮膚科で診てもらってくださいね。
半ズボンでのスライディングを禁止します!
かれこれ、12~13年ほど前の話です。
その日の夫は、友達が所属している野球チームの試合を見に行くと言って出掛けていきました。
野球の試合を見に行ったはずなのに、夫は足をすりむいて帰って来ました。
どうしたの!?その足!
ひざから足首にかけて、かなりの広範囲をすりむいていて、出血も靴まで汚れる程でした。
スライディングしちゃった…
話を聞いてみると、急に野球に参加する事になったんだそうです。
塁に出たのにアウトになりそうになって、負けず嫌いの夫は、ついスライディングをしてしまったと言いました。
負けず嫌いにも程がある!
半ズボンでスライディングするのはダメだよね!
ひざから足首まで続くすり傷には、砂やら小石やらが入っていました。
お風呂場に行って、水道水で砂や小石を洗ってきて。
痛いけど…
バイ菌が入るから、しっかり洗い流して。
皮膚科の診察時間はもう過ぎていたので、翌日まで皮膚科を受診することはできません。
ちょっと困るくらいのすり傷でした。
ガーゼは乾くと、取るとき痛い。
夫が傷口を洗っている間に考えました。
明日、病院に行くまでの間、あの傷口はどうすれば良いだろう。
一般的には、消毒をしてガーゼを当てますね。
だけどガーゼを当てて、ガーゼが乾いてしまうと、ガーゼをはがすときにメチャクチャ痛いんですよね。
あの大きさの乾いたガーゼをはがすのは、ちょっとかわいそう。
なにか方法はないかしら?
私の知らない、傷の手当てはないかと検索してみましたよ。
その時見付けた方法は、ラップを使った処置でした。
この方法を見付けたおかげで、夫はガーゼをはがす痛みを感じることなく、翌日に皮膚科を受診する事ができたんです。
見覚えのあるサイトを見付けたので、リンクを貼っておきますね。→参考サイト:[わんぱくキッズクリニック]ドクターズアドバイス(モイストヒーリング)
多分、当時お世話になったサイトだと思います。
ラップにワセリンを塗って貼る。
上記のサイトを参考に、傷の手当をすることにしました。
広げたラップに薄くワセリンを塗って、傷口に貼り付けましたよ。
寝ている時にラップがズレないように、ラップの上からレッグウォーマーを着けてもらいました。
夏だから暑いよね~。
でも包帯はないし、他には思いつかないなぁ…
皮膚科を受診
翌日、朝一で皮膚科を受診しました。
皮膚科で消毒の後、大きな傷パッドを貼っていただきました。
傷パッドのずれ防止は、ネット包帯になっていましたよ。
夏にレッグウォーマーはやっぱり暑かったようで、あせもができていました(汗
あの時、傷パッドを始めて使ったので、傷から出る滲出液(しんしゅつえき)を吸って傷パッドがプクッと膨らむ様子が面白かったですね。
しばらく皮膚科へ通うことに
翌日も皮膚科を受診するように言われたのは、消毒のためだったと思います。
滲出液(しんしゅつえき)が、傷パッドからもれ出るような状態でした。
診察室で傷パッドをはずすと、すごいニオイです。
傷口のニオイはこんなものですよ。
肉をよく食べるかたの方が、魚をよく食べるかたより、においが強いですね。
「魚を食べなきゃ!」と思った瞬間でした。
それからしばらく、傷が落ち着くまで皮膚科に通うことになりました。
最初は毎日貼り替えていた傷パッドもだんだんと貼り替える間隔がのびていき、最後は、皮膚科の先生から「この傷パッドが取れたらおしまいです。」と言われて皮膚科を卒業しました。
おかげさまで、今では、傷あともなくキレイに治っていますよ。
ケガは思いもよらぬタイミングでしてしまうものですよね。
自転車の練習で転んでしまったり、鬼ごっこで転んでしまったり、半ズボンでスライディングしてしまったり(笑
ケガをしないのが1番ですが、大きな傷ができたときには皮膚科を受診してくださいね。
絆創膏で対応できない大きさのすり傷でお困りの時には、ラップが役立つかもしれませんよ。