『嫌われる勇気』が発売されたのは、10年以上前になりますね。
あの頃は悩み多き時期だったので、アドラー心理学の本を何冊か読みました。
『嫌われる勇気』と『マンガでやさしくわかるアドラー心理学』を読んだのは覚えているのですが…
他に何を読んだのか、まったく記憶にないんですよね(^^;
手元に残してある『アドラー心理学』の本。
アドラー心理学に興味はあるものの、難しそうな『嫌われる勇気』を手に取る勇気はありませんでした(^^;
そこで最初に選んだのが、新聞の広告欄でみつけた『マンガでやさしくわかるアドラー心理学』でした。
マンガだから読みやすく、分かりやすい本だったので「アドラー心理学への入門には最適だったなぁ!」と思っています。
いまだに手元に残していて、時々読み返しています。
同じ本を2度読むことの少ない私にとっては、とっても珍しいことなんですよ(^^;
評判通り、面白かった本。
『マンガでやさしくわかるアドラー心理学』が面白かったので、話題の『嫌われる勇気』を読んでみようと決意します。
図書館で予約しました。
あまりに有名な本なので、私が説明するまでもなく、ご存じの方も多いと思います。
哲人と青年が会話をしていく中で、アドラー心理学の考え方を伝えてくれている本です。
こちらも読みやすく、物語になっていて面白いです。
当時、この『嫌われる勇気』を読んだ次男が「この本ほしい。」と言い出しましたが、購入はしませんでした。
読み返したい内容がすぐに見つかるとは思えず、「読み返すことはない。」と感じたのが購入しなかった理由です。
買っておいてもよかったかもと、何度か思いました。
続編の『幸せになる勇気』を読んでいないので、やっぱり読み返すことはないかなぁ~と思っています。
もう一度『アドラー心理学』を読んでみようと思った理由
最近、過去の出来事を思い出すきっかけがありました。
久しぶりに、感情を大きく揺さぶられる出来事でした。
あの頃、あのツラさから抜け出せたのは『アドラー心理学』と出会えたのが大きかったなぁと思います。
さっそく図書館の予約画面から、アドラー心理学の本をいくつか予約してみましたよ。
順にご紹介しますね。
久しぶりの『アドラー心理学』だから⁉
図書館から借りてきた本で、最初に読んだのは『アルフレッド・アドラーが1時間でわかる本』でした。
1時間でわかるって書いてあるから、むずかしくないかも⁉
なんて…
その期待は間違っていたと、すぐに気付きましたよ(^^;
読書自体が久しぶりだったうえに、やはり心理学は簡単ではないですよね。
言葉のむずかしさにつまずき、数日かけて読みました。
親との関係を見直す本
先に読んだ『アルフレッド・アドラーが1時間でわかる本』で、頭が心理学の単語に慣れたのか…
親が私たちを育てた頃の時代背景が書かれていて、感情が入りやすかったのか…
『アドラー式老いた親との付き合い方』は、全体的に読みやすいと感じました。
まるで我が家のことを言われているような、そんな気恥しさがあったり。
親からのあの言葉は、あの頃の時代背景によるものなのかと納得したり。
今、40代~50代の人が読むとそれぞれに感じるものがあるだろうなぁと思う本でした。
後半には、親の状態にあわせた、親との向き合い方が書いてあります。
後半に入る前の『親の状態の説明』は少しむずかしいですが、ここさえ過ぎれば役立つ情報にたどり着けます。
がんばって読み進めてほしいです(^^;
『親との関係』ではないですが、
この本で一番印象に残ったのは、アドラー心理学の特徴だと思っている『課題の分離』が、日本で独自に発展した考え方だと書かれていたことです。
かなり驚きました。
介護の本が気になっている方には、下記の記事で紹介している『健康以下、介護未満 親のトリセツ』もオススメですよ。
マンガだから、読みやすいです(^^)
職場の悩みが中心の本
次に手に取ったのは『仕事も人生もうまくいくアドラー心理学』です。
こちらの本は、『職場での人間関係』の話が多かったですね。
イラストとカラフルな印刷が多くて、取っかかりやすい印象です。
現在、主婦業のみの私には当てはまらない部分が多かったのですが…
『ライフスタイル診断シート』で、自分のライフスタイルが分かるのは面白かったですね。
ライフスタイルとは〈性格〉や〈人格〉のことを言うそうです。
私の場合は診断結果がピッタリと当てはまっていました。
もう1つ面白かったのは、浮気や不倫にも〈目的〉があるという内容です。
基本的に、浮気や不倫は容認できませんが…
アドラー心理学と『浮気や不倫』を関連付けて考えたことがなかったので、切り口は面白いと感じました。
息子に勧めたいと思った本には副業の体験談も有り
最後に読んだのは、『今さらだけどアドラー心理学を実践してみたらすごかった』です。
今回読んだ本の中で、アドラー心理学の概要が一番わかりやすいと思いました。
第1章では、アドラー心理学の五大理論が丁寧に説明されていて、アドラー心理学を初めて読む方にはオススメです。
第2章からは、ご自身の体験談が書かれています。
悩みながらアドラー心理学を実践していた過程を読むことで、アドラー心理学を「実践してみよう。」と思える本だと感じました。
社会に出てまだ浅い長男や、これから社会に出る次男が読むことで、得るものがあるのでは!?と思いました。
副業についても書かれているから、勧めてみたけど読まなかった。
仕事について悩んでいる長男にこの本を勧めてみると、素直に「読んでみる。」と持って行きました。
長男は私が勧める本を読むことがあまりないので、余程悩んでいるのかなぁ~と思ったのですが、100ページほど読んだ段階で返却されました。
忙しくて、今は読む時間がない。
以前、『嫌われる勇気』を気に入った次男にも勧めてみると…
うん。
とは言ったものの、本はリビングから1ミリも動かず…(^^;
それぞれに忙しくなっていますから、親からの『良かれ』は、彼らにとって迷惑に感じることもあるのでしょうね。
この本は、アドラー心理学の実践とともに、コーチングでの副業を実践された記録も書かれていました。
これから副業を考えている方にも参考になると思います。
今回ご紹介した中で気になる本があったら、アドラー心理学の本を、ぜひ手に取ってみてくださいね。